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2005年5月のつぶやき


 5月3日 「タイもゴールデンウィークです」

 今週は2日(月)がメーデーの振り替え休日、5日(木)も休日とカレンダー上は飛び石連休なのですが、日本同様ゴールデンウィークとなっています。
  普段は北タイの入り口ピサヌロークやバンコクにいるお偉方もチェンライ入りしているため、日本からのお客様へのご挨拶の合間をぬって、タイ人自称VIPたちの接待もちょこちょこ入っています。チェンライを訪れるタイ人(年齢層高め)の好むレストランは 
  1.C&C(タイ料理と生バンド)
  2.エーク・オーチャー(シーフード)
  3.雲南(雲南風中国料理・コック川沿い)
  4.ドゥシットアイランドの中国レストラン・唐人

といったところでしょうか。
  最近はこれに新たなバリエーションが加わり、サンティブリゴルフのレストランも好評です。なかでもカームーヨラマン(ドイツ風豚足煮込み)やサイクローヨラマン(ドイツ風ソーセージ)にたっぷりのザワークラフトが添えられたものなど、チェンライではなかなかお目にかかれない味です。接待は面倒ですが、サンティブリで食事ときくと今日の仕事を明日に延ばしても出かけていきます。
  3.雲南(ユンナン)には観光バスも乗り付けますが、味は悪くありません。ただ先週とんだハプニングがありました。日本からゴルフ旅行にいらしたお得意様と夕食をとっていたときのこと、食事終了直前に突風が吹き、風にあおられた重いカーテンで食卓の鍋、グラス、皿などがなぎ倒されました。私の方に倒れてくれればいいものの、なぜか一番倒れてはいけない方向にグラスは飛んでいきます。。。というわけで雨季はこのレストランではなく室内レストランをお勧めすることにします。
  被害にあわれたのはゴルフの頁でも写真でご紹介しているホールインワンのお客さま。今回は2日間のサンティブリゴルフに当社ニット社長も参戦しました。1ホールごとに敗者には200Bというペナルティーが科せられます。(通常タイ人通しのゴルフでは20Bですから10倍!)意地でも負けられないニット社長は接待ゴルフとの意識が頭から消え去り、2日間で2000B以上も勝ってしまったようです。重ね重ね失礼いたしました。

 

  5月6日 「新しいものと古いもの」

 先週チェンライ近郊のカレン族が住む村にある幼稚園を視察しました。複数の業者を連れて、修繕の見積もりを出させるのが目的です。築10年足らずの校舎の屋根は3割がた穴が開いたり欠けたりしています。業者曰く「耐久年数10年に満たない粗悪な瓦を使っているからねー。」と苦笑しつつ「近頃の建築資材は昔に比べて弱くなったよ。鉄も瓦もセメントも何が混ざっているかわからない。そのくせ値段は急騰しているし」とポロリ。
  粗悪なのはなにもカレン幼稚園の屋根瓦だけではないようです。今週チェンライ市内では雹(ヒョウ)が降りました。7キロ離れたところに住むベビーシッターが「さっきこんなのが降った」とわざわざ車を飛ばしオフィスに持ってきたそれは直径4センチ、車で10分少々の距離ですので多少融けたとしてテニスボール大のものが5,6個落ちてきたようです。この大粒の雹でドライバーシアンの家の瓦に穴が開きました。またドライバージェームスの父親が地区長(カムナン)をつとめる市内サンサイ地区でも被害は甚大だそうです。サンティブリゴルフの屋根もアチコチ傷んでいました。
  先祖から譲り受けた50年から80年前の屋根瓦をつかった我が家はびくともしませんでした。ニット社長は「昔の瓦は強い」と満足げですが、雹程度で続々と穴の開く瓦というのはいかがなものか。
  家を建てるときに古い瓦を選択したのは経済的理由からです。近代瓦を使うのに比べて1/5のコストで済みました。もし金銭的に余裕があれば、わざわざ方々の親戚に頭を下げ瓦を譲ってもらうことなく、近代瓦を使っていたことと思います。高い、脆い、タイ製瓦です。

 

5月7日 「ゴルフの後は、温泉、マッサージ、そしてエステ」

 5日間の予定でチェンライゴルフ観光ツアーにお見えの大阪イズミゴルフご一行様9名、本日は起伏に富んだウォーターフォードゴルフでプレー後バンドゥー温泉でリフレッシュ。マッサージでリラックスした後はエステ(フェイスマッサージ、スチーム&毛穴の掃除、パック、シャンプー&頭皮マッサージ、ネイル、メイク)とフルコースで堪能していただきました。  サロンはJ.トラベル隣、バンコク帰りのティップが経営する「ウィニングサロン」、私も毎日こちらでシャンプー、10日に一度フェイシャルエステを受けています。タイ人にとってサロンでシャンプーすることはごく当たり前、慣れると自分で洗うなんて面倒くさくてやってられません。気になる料金は シャンプー&ドライ 70B/フェイシャルエステ約1時間半フルコース 400B/ハンドネイル 30B/メイク 150B/足の爪切り 60Bなどなど。いずれも負担にならない額です。


  5月10日 「チェンライライオンズ例会 今月の議題は」

  今年になって初めてライオンズクラブの例会に出席しました。毎月10日ウィアンインホテルでバイキングランチをとったあと、1時間ほど会議が開催されます。出席率は32%、先月は36%でした。日本のLCでは許されがたい低さではないでしょうか。
  私も昨年末ハイシーズンに突入してから例会や行事にいっさい顔を出さず、そのくせ別の会合などで会長や来期会長とバッティングし気まずい思いをしていました。今日は私のほうに提案議題があったので、昨夜参考資料を作成し、なにをおいても出席ときめていました。
  昨年から懸念のカレン村幼稚園への支援(財源)をチェンライLCから引っ張り出すことが目的でした。前、今期、来期会長と根回しは十分です。視察に同行されたサター氏からも「あんなひどい状態でほおっておくことは忍びない」と強い援護射撃もあり満場一致でこの幼稚園への支援が決定しました。
  その他の議題は井戸端会議のようでした。チェンライ県にはチェンライLC、ナコンチェンライLC,メーサイLCと3つのライオンズクラブがあります。我がチェンライLCには「最も活動の盛んなLC]という自負があるようです。また今期会長のサター氏は45歳、来期会長のチュブ氏は42歳とトップを若手が占めるクラブです。ただここ一番という時にはやはり前会長パニー女史62歳の出番です。ここ一番とは、「Aさんは2年間も会費を払ってくれません。先生(パニー女史はチェンライ中高等学校の校長を長年勤めました)払ってもらうようにお願いしてください」「Bさんは3年間一度も例会に出席せず、会費も払っていません。扱いをどうすればいいですか?」「3つのLC合同開催予定の行事、幹事役のLCの動きが鈍いようです。先生から先方に雷を落としてくださいよ」
  「パニー先生はまるでみんなのお母さんですね」というと「古株の面々は若い幹部の言うことを聞いてくれないからなー。困っちゃうよ。」
  今、高杉良の企業小説を愛読していますが、どの作品も上下の板ばさみとなるミドルの悩みが主題となっています。チェンライの小さな組織の中でもやはりミドルは悩み多きようです。


5月11日   「タイの女性は怖いですよ」

  今日はタイの祝日でした。それに気づかずウォーターフォードゴルフに出かけたニット社長、A社長、チェンライ軍人ゴルフ支配人、メーチャン中高等学校校長、見事に休日料金の高いゴルフとなりました。いつもならゴルフ後もメンバーで夕食をとり帰宅となるのですが、今日はとんだ伏兵が現れチェンライに直帰してきました。
  A社長は目下独身、友人も公認の若い彼女がいます。ゴルフにばかり出かけるA社長に業を煮やした彼女から「早く帰ってらっしゃいコール」を受け、シャワーも浴びず雁首揃え帰ってきました。彼女はこの2,3ヶ月なにやらご立腹の様子。なりゆきで私たちも夕食を付き合いました。
  ハンサムではないけれど、まめで気さく、金払いのよいA社長はどこにいっても人気者。複数の女性が時にはA社長の体に触れて挨拶をすること、社長室に女性からのメモが残っていたこと、女性と食事している場面を目撃した友人がご注進に及んだこと、などなど傍で聞いている分には取るに足らない些細なことですが、彼女の堪忍袋の尾が切れたようです。
  よってA社長の腕、顔は引っかき傷。ゴルフに行かせまいと妨害に出た彼女は、ゴルフバッグ一式をトランクに積んだ車を乗っていってしまいました。おかげでA社長はレンタルクラブ、他人のゴルフシューズでプレイ。大きすぎ「ペット(アヒル)、チャーリーチャップリン」とからかわれ、散々なスコアだったようです。
  「ピーソムならどうする」と聞かれ、「女性の振る舞いが気に入らなければその場で女性を殴る、見たくないものが目に留まれば捨てればいいじゃない」と答えました。「今度馴れ馴れしくする女性が現れたらピストルで撃ってやる」と爆弾発言も。「ピストルは中らない確率が高いから、素手で殴るほうが無難だね」ということでお開きに。
  帰りの車の中、A社長の車のドアポケットからピアスの片方が現れました。A社長の無事を祈ります。

 

  5月12日   「チェンライ・タイ人の結婚披露宴〜リゾートホテル編」

  今夜は知人の裁判官の「代理」で中華系タイ人の結婚披露宴に出席してきました。新郎はチェンライで有名なお粥やの次男、飛び切り美人の新婦はチェンライ人、チェンライ県のはずれの出身。コック川沿いのリゾートホテル、コック川を望む中庭が会場です。開場は午後6時でしたのでツアーの後ディナーに行かれるお客さまをレストランまでお送りし、午後7時前に到着。着席率は30%。式が始まったのは午後8時をまわってからでした。
  どんな集まりでも食事だけは合格点なのがチェンライのよいところ。新郎の実家は中華系のお粥やさんですから当然トッチーンと呼ばれる中国料理の円卓を期待していました。というのも日本では正式な席ではとりあえずフランス料理が喜ばれるのと同様、チェンライのそれなりのパーティーはトッチーンと相場が決まっているからです。「○○リゾートって中国レストランあったけ?」と少々気にはなりましたが、不味いトッチーンに出遭ったことがないため、朝から本当にワクワクしていたのです。
  本日のメニューは予想に反してブッフェ形式です。このリゾートのランチはなかなか美味しいので、この時点ではランチ同様タイ洋折衷のブッフェに希望を託していました。まだどの料理も蓋が開いていません。
  8時半をまわりやっと蓋がとられました。なんと平凡なタイ料理オンリーでした。1.魚のから揚げ甘酢あんかけ(酢豚の豚を雷魚で代用) 2.五目野菜炒め(ベビーコーン、カリフラワー、人参、キャベツ) 3.イカのカレー粉炒め卵とじ(プー・パッポンカリーの蟹をイカで代用) 4.ラープ・ムー(豚のひき肉の煎り煮) 5.ソムタム 6.プラーチョンペッサ(雷魚のから揚げをすっぱいスープで煮たもの) 7.トーッドマンプラー(魚のすり身上げ) 8.デザート(バターケーキ バニラとイチゴ、かぼちゃのプリン、ココナツゼリー、卵の黄身で作った縁起物のお菓子) 以上。飲み物は 水、オレンジ味のファンタ、コーラ、ウイスキーの水割りのみ。果物、コーヒー紅茶はありません。
  チェンライ在住もうすぐ3年、今までのワースト5位に入る料理の質と味でした。期待が大きかっただけにがっかり。口直しに朝の残りのピザにタバスコをかけ食べています。
  これを書いている最中、突風が吹き激しい雨、停電になりました。チェンライ人は大事な日に雨が降ると縁起がいいと信じています。おふたりに幸あれ。

 

  5月13日 「チェンライに根付く日本人」

  空港内にあるエージェントから飛び込みでツアーの依頼を受けました。先方の話によるとお客様の要望は「田植えを見たい」とのことでした。連絡を受けたのが正午過ぎ、お客様との約束は午後1時。あわててタイ人社長とペアで指定のドゥシットアイランドリゾートへ。
  私も一緒にでかけた理由はなんとなく普通でない依頼の(悪い意味ではなく、お客様の要望が依頼元のエージェントに正確に伝わっていない気がしたのです)予感がして、きちんと日本語でお話をうかがうのがベターだと思ったからです。
  予感的中。お客様の要望は「鯉または淡水魚の養殖を比較的大きな規模でおこなっている農家を視察したい」でした。目的は「定年後、チェンライでうなぎの養殖をしようかな。。。」とそれに向けての見学です。
  知人の知人の知人をたどり、サンサイ地区できちんとした養殖池を持つ日本人男性にコンタクトが取れました。お客様は大満足。突然のお願いにもかかわらずご友人を紹介いただいたI様、H様、事前にご連絡することもなくお邪魔した私たちを快く迎えてくださったS様に感謝いたします。チェンライに根付いた皆様のご好意がなければツアーが成立しませんでした。
   私はロングステイやこちらでの就職、移住関連の問い合わせをシャットアウトしてきましたが、姿勢をあらためるべきではないかと少々反省しました。 

 

  5月15日 「所帯じみてくるオフィス」

  昨年末からオフィスに泊り込むようになりました。例年はゴールデンウィークが終わった今一息つけるはずが、ありがたいことにゴルフツアーの団体様が入れ替わり入っています。日中の暑さを避けるため、午前6時すぎホテル発、6時半ティーオフというグループがザラです。前日にドライバーやガイドとの打ち合わせは済んでいますが、やはりイザというときの為に私も出勤しなければなりません。そこで相変わらず週に2,3日は泊まっています。
  働く女性ならおわかりいただけると思いますが、まったく家事に手をつけないと逆にストレスがたまるのです。たまった家事を土日で片付け、サザエさんを見ながらシャツやハンカチ、シーツにアイロンをかける作業はある意味仕事の息抜きになっていたのだと思います。
  先月とうとう洗濯機をオフィスに備えました。4階の屋上で洗濯物を干します。晴れた日は2時間でバスタオルまで乾きます。それまでは「ここはオフィスで住居じゃないから」と不便を感じながらも線引きをしていたのですが、洗濯機導入で歯止めが効かなくなりました。次に搬入されたのは炊飯器。日本から刺身、フグと鯵の一夜干し、無添加の梅干などをいただいたことが引き金となりました。もう我慢できず炊飯器でチェンライ産の日本米を炊きました。4,5日前から昼はスパゲティーを茹でています。今日は旭川ラーメンを食べました。
  所帯じみたこの1ヶ月でさらに気づいたこと。チェンライ(スーパービッグC)で手に入らないもの。粗挽き黒コショー、ブロックのベーコン、粉チーズ、岩塩、バルサミコ酢、お菓子用小麦粉、パック入り生クリーム、クリームチーズ、梅干しを漬けるための紫蘇。
  日本語情報誌によると梅は手に入りそうです。4階の屋上で梅を干したら具合がよさそうです。残念、紫蘇を作っている農家を発見したのですが、小売はしないそうです。漢方薬局に粒コショーはありますが、それを挽くミルがないのです。薬研でつぶすしかなさそうです。

 

  5月16日   「暑さぶり返す」

  先週は雨も何日が降り暑さが小康状態でしたが、昨日からとんでもない暑さが続いています。このまま海に飛び込みたい、と思うくらいの暑さです。朝出勤後、昼食後そして眠気を覚ますために今も、1日に何度もシャワーを浴びます。
  こんな時にいくつあってもいいのは清涼感のあるボディーソープやボディースクラブ。ミント、海草、柑橘系などタイ国内外メーカーから発売されています。日本製のようにソフトではなく、これを使った後はエアコンを切らないと寒く感じるくらいガツンと冷えるものです。メントール効果のあるボディーソープの後はおなじみ蛇マークのボディーパウダー。汗をかくとひんやりします。
  暑いと辛いものを体が欲するのか、今朝はサモサ(カレー味のジャガイモや野菜を春巻きのように揚げたもの)、昼はゲーン・マスマン(鶏とジャガイモの黄色いカレー/日本風インドカレーに近い)を食べました。
  一日中眠いしやる気はでないし、暑い国の人間は意図してぐうたらなのではなく、自然の摂理なのです、きっと。最も暑い午後3時、アスファルト+排気ガス+室外機の熱風とでチェンライ一熱い通りを歩いて来店してくださった皆様に感謝します。明日雨が降り涼しくなったら今日の分まで働こうと思います。
  書き終わった後暑さに耐えかねてまたシャワーを浴びました。Boots ボディボタニックシリーズ ラフ・スキンスクラブは冷え冷え効果ナンバーワン。扇風機の風にあたっても寒いです。

 

  5月19日   「国籍をください」

  数日前のニュースから。チェンマイの盲学校在学中の水泳特待生、自由形50mのタイ代表としてアメリカで開かれる世界大会に出場する権利を得た山岳民族の男子学生。彼はタイ国籍を有していないため(タイルー族)、海外渡航に必要なパスポートが取得できません。本籍のあるのはチェンライ・チェンマイ県境の村メーアイ郡、首長族の村やフイクムビレッジのあるコック川上流の村です。
  山岳民族の子供がタイ国籍を取得するにはいくつかの条件がありますが、そのひとつに「タイで出生」という要件があります。メーアイ役場によるとこの男子学生の一家は2532年/1989年に山を越えミャンマーから移住してきた、との記録が残っているそうです。戸籍上(山岳民族用の家族構成簿)彼の出生は2528年/1985年とされているため、タイで出生という要件を欠きます。よって役場の回答は「タイ国籍取得事由に該当しない」でした。タイは出生地主義をとっていませんが、北タイ地域の山岳民族/近隣諸国からの移住者には特例があり、いくつかの要件を満たせば申請によりタイ国籍が取得できます。
  様々な依頼を受け山岳民族やミャンマー人の書類を目にする機会があります。他人の戸籍(家族構成簿)を一家で乗っ取って(いわゆる成りすまし)いるケースもにも時折遭遇し、依頼を断らざるを得ないことも間々あります。家族構成簿では兄と妹のはずが実質夫婦だったり、3,4人の成りすましが重なり、それぞれ他人が一家を構成していたり。メーアイ役場の対応は融通が利かないお役所仕事に映りますが、慎重にならざるを得ないその立場も十分理解できます。
  日本の場合は政府が国と承認していない国出身の永住者に対して「渡航のための再入国許可証」を発行し実質パスポートに代えています。その他チベット出身者に対してインド政府発行の黄色い渡航書も目にしたことがありますし、タイ政府も同じような渡航書を発行できるはず。北タイの田舎の役場に問題を押し付けるのでなく、ワンマン政権が鶴の一声で対応できる事案ではないのでしょうか。国籍がどうであれ、彼がタイ代表であることには変わりがないのですから。

 

  5月20日   「売り上げ伝票、領収書、振込み用紙控えとの格闘」

  意を決して半年溜めに溜めた伝票整理に着手しました。菓子箱2つ分の売り上げ伝票、領収書などなど。ローシーズンに入ったら手を付けようと今日まで逃げてきたのですが、2つ目の菓子箱がいっぱいになったところで重い腰を上げました。
  3月末に税金の申告は終わっているので(確か払い込みも??)「4月分からでいいよね」と会計士にきくと「1月からやってください」とのこと。この2年間会計士にまかせっきりでしたが、節税対策にも自分ですべて目を通すに限ります。
  なにから手を付けようか途方に暮れましたが、まずはホテルの売り上げ/支払い伝票から始めました。取り扱い総額の多いのはドゥシットアイランドリゾートですが、件数の多いのはウィアンインホテル。シングル1部屋2泊、ツイン1部屋1泊と小口の予約が延々続きます。困ったことにウィアンインホテルからの領収書には宿泊者名、宿泊日など記載されておらず、領収日も銀行振り込みの日/ チェックアウトの日/ホテル側が入金を確認した日、と一定していません。領収書と予約記録をつき合わせるだけでも大変な作業でした。
  未処理は11月末から始まっていましたが、すでに申告済みの昨年分は開かずの箱に放り込みました。私の手元に売り上げ伝票や領収書があるのに税務処理をやってのけた会計士にも脱帽。そういえば「前年の数字からの予測で処理しておいたから」と言っていた気がします。
  明日はツアー部門にメスを入れます。どのガイドをどのツアーに出して、ドライバーが誰で、外注のワゴン車は誰のだったか?ムスリムやベジタリアン、イスラエル人とメモがあるけれど、お昼に何を食べたのか。せいぜい先月のことしか覚えていません。
   おまけにチェンマイのツアー会社からは「請求書早く送ってください。支払いたいので」と急かされています。そういえば先月分の料金払ってもらっていませんでした。空港にある代理店へも請求を送っていませんでした。朝急いで書類を作成し、空港からツアーを始めるガイドに持たせました。

  余談:本日空港発JTS001ツアーに出かけたガイドとドライバー、それぞれ2000Bのチップをいただいて帰りました!我が事のように嬉しいです。

 

  5月23日   「ありがと、タクシン〜太陽熱発電器の無料供給〜」

  数日前、我が家に電気がきました。
〜我が家に関する基本データ:チェンライ県ムアンチェンライ郡(県庁所在地)。ナイトバザールからの距離9キロ(うち1キロは未舗装道路)」。公共水道設備なし井戸を掘り45mの地下水をくみ上げ使用。公共電気なし自家発電装置で対応。土地の状態未登記のため担保能力なし。タビアンバーン(家屋登録書)あり。〜
  タクシン首相の政策に「タイ中に電気を」をいうのがあります。管轄役場に申請すれば総額2万B(約6万円)の太陽熱発電装置が無料で貸し出され、専門業者によって取り付けられます。幅50cm長さ1mほどの太陽熱吸収板で集められたエネルギーを車などにも使われるバッテリーに溜めます。夜間、2箇所の電球、テレビ、VCD,扇風機は同時に使用可能です。
  昨夜8時をまわった時点で突風が吹きました。慌てて店を閉め帰宅しましたが前が見えないほどの土砂降り。離陸直前の飛行機内にいたお客様によると「駐機しているのに揺れた」、とにかく大嵐でした。自宅前の未舗装部分は四駆であがりました。今までは帰宅後発電機を作動させることが日課でした。スイッチひとつで電気がつく、嵐の中そのありがたみを感じました。
  この装置を取り付けた家にはもれなくタクシン首相の写真入りお言葉が配布されます。画用紙サイズのそれは装置とともに家の壁に取り付けられます。我が家はインテリアに合わないとの理由で即撤去しましたが、この額をそのまま飾っている無頓着な家も多数あるはず。読書の習慣のないチェンライ庶民、娯楽の極端に少ないチェンライの夜、山の生活。楽しみといえばだらだらテレビを見ること、安価なコピーCDで映画鑑賞すること。ふと見上げるとタクシンの笑顔。有権者の約8割はいるであろうチェンライ庶民/山岳民族の欲求に応え、気持ちをがっちりつかんでいます。

 

  5月24日   「突然土いじりに目覚める」

  帰宅後庭に木を植えました。金木犀4本、ジャスミン4本、ジャスミン同様夜香りが強くなる、白い花をつけたもの(イランイランに似た芳香)2本、ポインセチア3本、アロエ4株。これすべてオフィスからリストラされた植木です。排気ガスにさらされ花がつかないもの(金木犀、ジャスミン)、鉢が小さすぎ育ちが悪いもの(ポインセチア)、2階のベランダからはみ出したもの(アロエ)。おとといの嵐で土が軟らかくなったタイミングを逃してなるものか、と午後10時から1時間かかって植えました。ちょうど満月、電気なしでも明るい夜でした。
  その日食べた果物の種も持ち帰り適当に庭に撒いています。目がでればラッキーです。このところ無農薬のライチをカレン族/アカ族のガイドたちから毎日のようにもらいます。100粒以上撒いていますから、10年後少しは収穫できるのではないでしょうか。
  J.トラベルは以前エレファントキャンプを持っていました。各方面にコネをまわし国立公園内に11頭の象を飼育、欧米系代理店にキャンペーンを打った矢先9月11日の飛行機テロでツアー客が激減。あっけなくキャンプを閉鎖しました。チェンライ空港にあるエレファントキャンプの写真は今はなき我がエレファントキャンプ。。。その跡地にユーカリをたくさん植えたことを思い出しました。「あのユーカリ移植したいんだけど」「船で運ぶしかないから、運搬料+人件費で2000Bくらいだよ」「…ユーカリ買ったほうが安いね」
  ユーカリは買うことにします。その他家の敷地に植えたいもの。友人の経営するドイツ系田園ゲストハウス敷地にある巨大レモングラス〜煮出してレモングラスジュースにしたり、お風呂に入れたりします〜 リス族の村にある無農薬レモン〜こちらはマナオと呼ばれるライムしかありません。リス族のレモン、完熟で甘いのです〜 お茶の木、紫陽花、ヒマワリ。梅と紫蘇もなんとか育ててみたい。
  幹線道路の中央分離帯花壇に植えられている黄色の花をつける草、これを斜面一面に植え絨毯のようにしたいのですが、種売っていないです。闇夜を待つしかないのでしょうか。

 

  5月25日   「種のほうが割高」

  昨日に引き続き園芸の話です。我が家は変形2ライ(1ライ=1,600平方メートル)/約1,000坪弱の敷地です。登記されていないのでこの2ライはあくまでも「おそらく2ライであろうと思われる」程度のものですし、敷地内には小山や土砂の流出を防ぐための掘がありますので有効に使える部分はその半分です。ここに無秩序に好きな木や草を植えています。「ガーデニング」といった計画性のあるものではなく、園芸というかやはり土いじりの延長です。
  チェンライの植木屋や園芸店ではほとんど種を扱っていません。昨日コスモス、マリーゴールドなどの花類+パパイヤあわせて7種類の種(店にあるものすべて)を買いました。合計110B。開封すると1パックに5〜10粒の種しか入っていませんでしたが、これらが全部芽を出す保障はありません。。。やはりある程度成長した鉢植えを購入し土におろすのが一般的なようです。どのくらいの期間育てたのかわかりませんが小鉢で20B〜、珍しいもので50B程度。1mほどに成長したジャスミン(花の大きなタイプ)は120B、花の小さなタイプは100B以下。
  私は未だにチェンライの物価を正しく把握できません。おまけに値切るのも苦手、料金交渉キライ。その証拠に一人で買った金木犀/1mほどに成長したものは1鉢400Bでした。その後ガイドがメーサロンから買ってきた金木犀/30センチに成長したものは20B!先日ジャスミンを買った際ニット社長に「実はその金木犀400Bで買ったんだけど」と告白するとあきれられ、一人で植木購入禁止を強く言い渡されました。2ヶ月前は鉢植えのユリ(カサブランカ)花が3つついたものを1鉢120Bで購入。見事に2週間で枯らし球根も種も採れていません。
  確か日本で買った小花タイプのジャスミン7000円でした。冬を越すことなく枯らしましたが。。。

 

  5月26日   「クチナシの花」

  買い物下手が災いして「植木勝手に購入禁止令」が出されています.〜現に私のPCには「45分働いたら15分目を休めること」「植木を買うときは社長の帰りを待つこと」と2つの注意書きが貼られています〜が、オフィスのある通りは物売りのメッカ。その上4件続く店舗はいずれも財布を握った女主人の店。向かって左からオランダレストラン&パブ「ロータス」、ヘアサロン「ウィニング」、J.トラベル、飲茶屋。どうも売り子さんたちの間で「この通りは売れる」と評判のようです。果物や蘭を抱えた山岳民族やゆでピーナツ売りのおばあさん、スイカ/パイナップルの切り売り、ヤクルトにダッチミルク(ヨーグルトなど乳製品)、午前中は通り過ぎ、売れ残りがでると必ず「今日も残っちゃったよ」と顔を出します。
  先週はアユタヤから来たという植木売りが通りかかりました。私は「緑が濃くて手入れのしやすいもの、適当に見繕って」と注文し5鉢購入。ヘアサロンの女主人も同じものを5鉢。これ何の木?と名前を尋ねたところで日本名が浮かびません。「丈夫でいい香りだから」というのはわかりました。葉の表面がピカピカ光った照葉樹、お茶の木にも似ています。
  おととい白い花が咲きました。クチナシでした。排気ガスで花が落ちないうちに土に植え替えようと思います。

 

  5月28日   「気をつけて!パスポートのコピー〜トラブルを未然に防ごう」

  ご存知のとおりタイには印鑑の類がありません(会社の印はあります)。小さな契約から大きな契約(売買・借金・名義変更等々)、これらに添付されるのが身分証明書や家族構成簿(タビアンバーン)のコピーに自書でサインしたものです。日本人の場合はパスポートのコピーにサインしたものとなります。


1. パスポートのコピーはむやみに他人に渡さないでください。
2. またそれにけしてサインをしないでください。
3. どうしても必要な場合は用途を具体的に書いてください。たとえば「銀行口座開設のために限る」など。そして斜線を2本ほど引いておいてください。


  つまりパスポートのコピーは認印や実印の代わりとなるもの、と認識してください。大げさではなく、この1枚のために車の名義変更がなされたり、借金の保証人になったり、身に覚えのない子供の父親になったり、とトラブルのもとです。1枚だけ渡したはずのコピーが知らぬ間に又コピーされていた、似た筆跡でサインがされてあった、など恐ろしい話もないわけではありません。
  当然のことですが、タイ語で書かれたいかなる書類にもその場でサインだけはぜひ避けていただきたいものです。いくらタイ語の読める日本人/日本語の少しできるタイ人/なんとなく英語で会話の成立するタイ人/ などが「大丈夫、大丈夫」といっても、です。弁護士と名乗るからには名刺ではなく「ライセンス」を要求してください。偽者もたくさんいます。。。
  昨今北タイ在住の日本人がトラブルに巻き込まれるという話を耳にしますが、言葉や文化の違う異国に暮らす/滞在する人自らがガードを1段高くするだけで未然に防げる話も山ほどあります。「いい人そうだから/水商売の人じゃないから『賭けてみる』」は厳禁です。

 

  5月30日  「地を走る電流」

  そろそろ雨季らしくなってきました。それも昼カンカン照り、夕方にわかに突風、稲光、大粒の雨、停電というとてもドラマチックな南国の雨季。スコールを体験したい、という方にもぜひ満足していただけると思います。
  昨夜もそのフルコースな暴風雨。午後7時過ぎ突風、5分後停電(信号機も故障)、大粒の雨、近所の看板落下あり、倒壊あり。というわけで大急ぎ店を閉め逃げるように帰宅。。するつもりがガイド・サイモンの帰りを待つ娘ポーンがオフィスにいます。ポーンに鍵を預け、車体の軽い日本車から大型ジープ・ランドローバーに乗り換え帰宅することにしました。視界は100mほど。道路に打ち付ける雨粒を風が吹き飛ばし、吹雪いているように見えます。
  オフィスから直進3キロ地点、青い稲妻が空に。その直後青い光は道路を横断。電柱がなぎ倒されています。このまま川のような道路を進むのは危険と脇のガソリンスタンドに緊急避難しました。10分ほどで他の避難車が動き始め、われわれも迂回し帰宅しました。
  3つの幹線道路が交差する信号も故障しています。目の前や隣の斜線の小型日本車、ふらふら。危ないよねー。というと「まあぶつかってもうちの車のほうが硬いから走れるよ」と余裕のニット社長。行く手を阻むようになぎ倒された椰子の木、竹を乗り越え帰宅。帰宅するのもアドベンチャー。いやー自然は恐ろしいです。

 

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Jun2005

Not enjoyable can be refund

〜Love Thailand, Visit Chiangrai, Support People & Thai Economy〜